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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻6号

1983年06月発行

臨床メモ

妊婦における血液稀釈の臨床的意義

著者: 貝原学1

所属機関: 1東大分院産婦人科

ページ範囲:P.408 - P.408

文献概要

 妊婦における生理的な変化は非妊状態では異常と判定されるものがいろいろある。その1例として妊娠時の生理的な血液稀釈をあげることができるが,しばしば貧血とまちがえられて治療されることが多い。
 妊婦の血液の稀釈は赤血球量の増加に比較して血漿量の増加がより大きいために起こる。正常妊婦では血漿量は妊娠6週より増加しはじめ,妊娠24〜34週でプラトーに達し,この値は妊娠末期まで持続する1)。血漿量は非妊時に比較して42%も増加するといわれている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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