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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻7号

1983年07月発行

文献概要

産婦人科医療--明日への展開 卵巣がんの治療をめぐる諸問題 Case Study

約12年間生存している卵巣胎生癌の1例

著者: 林茂1 中村英世1

所属機関: 1川崎市立川崎病院産婦人科

ページ範囲:P.517 - P.519

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 一般に卵巣胎生癌(Embryonal carcinoma)の予後は不良といわれている。特に若年者において,手術中に腹腔内に破綻した場合,大部分の例が癌性腹膜炎を起こすか,遠隔転移により死亡するといわれている。
 我々は,7歳の少女に発生し,しかも術後短期間で腹壁に転移を起こしたが,その後,再発の気配もなく,約12年間生存している症例を経験しているので,ここに報告し参考に供する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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