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文献概要
グラフ 胎児奇形の映像診断
消化管閉鎖
著者: 前田一雄1 岩本好吉1
所属機関: 1鳥取大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.524 - P.525
文献購入ページに移動 近年,周産期管理に対する関心は高く,大きな成果をあげており,年々周産期死亡率は減少してきている。周産期死亡の大きな原因である児の先天異常に対しては,出生前診断や小児外科の発達が周産期死亡減少に貢献している。なかでも超音波断層装置,特にリアルタイム電子スキャンは,形態のみならず動態診断にも有用で,出生前診断の有力な手段となっている。とりわけ消化管閉鎖症は,出生後の緊急手術の適応となるものが多く,また閉鎖部位によっては治療法も異なるため,詳細な出生前診断が望まれる。
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