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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻8号

1983年08月発行

文献概要

産婦人科医療--明日への展開 超未熟児保育

High Frequency Ventilation

著者: 中山義雄1 田中壮一1 小川雄之亮1

所属機関: 1名古屋市立大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.537 - P.542

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 近年,機械的人工換気療法・薬物療法などの進歩にともない,未熟児の救命率も大きく改善されつつあるが,その反面人工換気時の酸素毒性や肺に対する圧損傷としての間質性肺気腫(Pulmonary Interstitial Emphysema;PIE)をはじめとするair leakが問題となって来ている。これに対し最近1回の換気量が死腔以下と極めて少量で,換気回数が生理的呼吸数の3倍以上の高頻度換気(High Freguency Ventilation;HFV)が圧損傷を防ぐということで話題になって来ている。そこで本稿においては,今後超未熟児の呼吸補助にも用いられる可能性の高いHFVについて,我々の家兎における基礎的検討をも含め概説したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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