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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻8号

1983年08月発行

文献概要

産婦人科医療--明日への展開 超未熟児保育

Supplemental Stimulation

著者: 馬場一雄1

所属機関: 1日本大学医学部小児科学教室

ページ範囲:P.543 - P.545

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 未熟児,ことに極小未熟児や超未熟児は,出生後,かなりの長期間にわたってNICUやspecial care nurseryで保育されるのが一般である。そこで未熟児に与えられる刺激は家庭環境におけるそれとは著しく異なっているし,一般の新生児室やgrower nurseryに置かれた場合と比較しても,かなりの隔りがあるように思われる。
 ことに,保育者によって与えられる各種の生命的刺激animate stimulationの欠乏は,子どもの成長発達に悪影響を及ぼす危険性も考えられる。もし,そうであるとするならば,極小未熟児や超未熟児の保育にあたっては,適切な補充刺激(supplemental stimulation)を与える努力がなされなければならないが,この方面の研究は,最近ようやくその緒についたばかりで,未だ,最終的な結論には程遠いのが現状である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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