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産婦人科医療--明日への展開 超未熟児保育 Case Study
超未熟児の保育経験—23週4日,510gr,女児例
著者: 犬飼和久1
所属機関: 1聖隷浜松病院小児科
ページ範囲:P.559 - P.563
文献購入ページに移動 周産期医療の進歩にはめざましいものがあり,NICUの整備と共に,極小未熟児の生存率も急速に改善してきたが,1,000gr未満の超未熟児,とりわけ750gr未満の超(々)未熟児においては未だ死亡率や後遺症などの点に問題が多い1)。超未熟児の管理上の問題点は,呼吸循環,体温,輸液栄養などが重要で,第26回未熟児・新生児研究会(昭和56年浜松市)では特集演題として"出生体重700gr未満の超未熟児の長期生存例"がとり上げられた。報告例の大半は,人工換気療法をうけており,管理上の種々の問題点につぎ検討がなされた2)。今回経験した23週4日,510gr女児例を通して,体温,輸液,呼吸管理等につき検討してみた。
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