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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科37巻8号

1983年08月発行

文献概要

薬の臨床

婦人性器癌患者における嫌気性菌の検索成績とTinidazoleの抗菌作用

著者: 高林晴夫1 桑原惣隆1 松井一成1 池田裕也1 杉浦幸一1

所属機関: 1金沢医科大学産科婦人科学教室

ページ範囲:P.586 - P.589

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 抗トリコモナス経口剤として開発されたNitroimida—zole系の薬剤として1960年ローヌ,プーラン社(仏)のMetronidazoleに続いて新しくTinidazole (ファシジン,図)が米国ファイザー社で開発され,臨床応用により抗菌力,毒性,副作用などの点でその優れた成績が報告されつつある。
 従来,Metronidazoleには抗原虫活性に加えて嫌気性菌に対しても抗菌力を有することが認められており1),抗原虫効果のより強力なTinidazoleにも嫌気性菌に対する効果が十分期待できると思われ,その抗菌力をみる目的で今回の治験を行った。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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