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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻1号

1984年01月発行

文献概要

指標

異常卵の発生機序—III.受精過程とその異常

著者: 佐藤孝道1 加賀山哲夫1 五味渕秀人1 香山文美1 森田良子1 水野正彦1 坂元正一1

所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.7 - P.19

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 受精は生命誕生の出発点であるが,この現象の解明がすすんだのは,広く哺乳動物での体外受精が可能になった1970年代以降である。受精現象が明らかになるにしたがい,そのerrorによって起こる異常卵の発生機序も次第に解明されつつある。
 わが国でも本格的な体外受精の臨床応用の時代に入ったが,ことヒトに関する限り,異常卵の発生機序やその防止対策についての検討はなおほとんど行われていない。本章では,哺乳動物の受精のメカニズムを,異常卵の発生機序との関連で触れ,あわせてヒト体外受精の問題点について言及する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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