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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻1号

1984年01月発行

文献概要

特集 卵巣 Ⅰホルモンとリプロダクション

不妊と卵巣機能

著者: 永田行博1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.47 - P.51

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 妊娠が成立するにはまず正常な排卵が必要である。さらに受精し,子宮内膜に着床することによってはじめて妊娠が成立したといえる。これらのどの過程に障害が起こっても,受精あるいは着床が阻害され妊娠は成立しない。すなわち不妊である。
 不妊の原因は数多くあり,不妊患者が訪れたら,まずその原因の究明が治療に優先する。とくに原始卵胞を保持し,性腺刺激ホルモンの作用で卵胞が成熟し排卵に至る卵巣はその機能の低下によって不妊の主要な原因になりうる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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