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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻11号

1984年11月発行

文献概要

明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 胎盤 総説

Fetal Solvent Syndrome

著者: 千村哲朗1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.807 - P.811

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 異常新生児の出産が7%と推定され,その約70%が原因不明であるが(Wilson, 1977),先天異常に関連する環境因子に対する関心は近年とくに高まってきている。すでに1974年,international clearinghouse for birthdefects monitoring systems (ICBDMS)が設立され,この分野での国際的努力が進行している。Perinataltoxicologyとしての社会的個人的な職場・家庭環境でのchemical agentsとの接触,およびその危険性がreproductive abnormalitiesの関係から認識され始め,その安全性が要求されるに至った。
 Organic solventsは現在,家庭・事務所・種々な職場で広く使用され,そのperinatal toxicologyが問題となってきたが,ここでは最近注目され始めたfetal solventsyndromeについて述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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