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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻11号

1984年11月発行

文献概要

明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 胎盤

胎盤の循環と物質通過

著者: 日高敦夫1 北中孝司1 鈴木良紀1 駒谷美津男1

所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.837 - P.844

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 胎盤の臓器としての特徴は,血流を介しての母児間の物質交換と,その妊娠維持機構に寄与するホルモンの産生にある。
 なかでも胎児の代謝と発育に最も関与する胎盤の物質通過は,基本的には子宮胎盤循環に負うところが極めて大きく,同時にacuteならびにchronic fetal distressの病態とも密接に関連することから,胎盤での物質通過と,それに影響する子宮胎盤循環の制御機構を理解することは極めて重要な課題である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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