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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻2号

1984年02月発行

明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 卵管

Topics

卵管内視鏡Tubaloscope

著者: 河上征治1 永田哲朗1 金倉洋一2

所属機関: 1慶応義塾大学医学部産婦人科学教室 2平塚市民病院産婦人科

ページ範囲:P.130 - P.133

文献概要

 卵管因子による不妊症の診断には,LapaloscopyやCuldoscopyはHystero-salpingo-graphy (HSG)とともに重要な検査法といえようが,前者は卵管を外側より観察することによって卵管采や卵管周囲の状態を知ろうとするものであって,卵管内面の状態を把握することは不可能である.HSGも卵管内腔面の観察は充分にできない.
 卵管内腔を直接観察し,肉眼的に卵管上皮の状態をとらえることは卵管形成術を行う者にとっての願望である。1970年毛利がTubaloscopeを開発したのが卵管内視鏡の最初と考えられるが,外径が2.4mmで一般の臨床応用にまでは至っていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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