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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻3号

1984年03月発行

トピックス

妊娠中のジョギング—母児に良好な結果をもたらす?

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.156 - P.156

文献概要

 ジョギングは体力増進や健康の維持などで老若男女を問わずに広く行われて来ている。アメリカ合衆国でも同様で全人口の10%が規則的にジョギングを行っていると推定されている1)。この中で,生殖可能年齢の婦人もかなり含まれており,そのために産婦人科医も妊娠中のジョギングの可否に関して質問をうけることも少なくない状態に来ている。
 妊娠中のジョギングは安全で有益のことが多いとの報告もあるが2〜3),その詳細に関しては不明の点が多い。そこでJarrettら4)はシカゴトリビューン紙のスポーツおよび婦人欄に記事をのせ,婦人のランナーで妊娠中もジョギングを続け,質問紙法に答えることのできる者を募集した。97名の婦人が登録され,これらに質問紙を送布し,67名(68.4%)が回答をよせた。すべてのこれらのデータを平均±標準偏差,相関数およびStudent t検定で処理した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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