文献詳細
明日の展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 卵巣
Ⅱ腫瘍を中心に Topics
Postmenopausal Palpable Ovary Syndrome (PMPO)
著者: 安田允1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学産婦人科学教室
ページ範囲:P.183 - P.185
文献概要
このような現況にあって婦人科医が骨盤内診察を6カ月ごとに行い,早期診断を心掛けても,無症候婦人を対象としたルーチンの双合診により発見される卵巣腫瘍はおよそ1万人に1人の割合であることが報告されている1)。また診断された時にはその60〜80%が骨盤腔を超えて拡がっていることも事実である2,3,7)。このように早期診断の困難な本腫瘍に対するスクリーニング法としてBarberとGraber1)はPostmenopausal palbableovary syndromeを紹介した。
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