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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻3号

1984年03月発行

症例

先天緑内障の1例

著者: 須藤寛人1 古谷元康1 荒川修1 上田昌博1 井上祐子1 武田啓治2 鈴木満喜子2 岩田和雄3 今井晃3 田村京子3

所属機関: 1長岡赤十字病院産婦人科 2長岡赤十字病院眼科 3新潟大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.203 - P.205

文献概要

 正常分娩にて正常新生児として出生した新生児においても,時間単位,日単位で注意深い観察が必要である。私達は,出生時に異常は認められなかったが,生後3日目に角膜白濁が発見され,眼科的検索の結果,先天緑内障と診断がつき,緊急手術により眼圧のコントロールに成功し,障害の進行を防ぎ得た症例を最近経験した。このような症例は産婦人科医にとっては比較的稀な経験であるが,放置すれば失明に陥るという重大な問題を含んでいるので,症例の詳細を報告し参考に資したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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