文献詳細
明日への展開 ADVANCED TECHNOLOGY
II.生殖・内分泌
文献概要
ヒトの体外受精,胚移植法(IVF-ET法)により英国で世界最初の体外受精児が誕生して以来,数年間が過ぎ,現在では約400例の体外受精児が生まれていると推定されている。その間に多くの臨床経験が積まれ,技術の向上とともに成功率も上昇しつつあるが,反面,IVFプログラムの限界,あるいは技術上,また倫理社会上の問題点が浮かび上がってきている。本稿では,現在のIVFプログラムの問題点について考察を加えてみたい。
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