文献詳細
明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮
Ⅰ.体部頸部
文献概要
妊娠第2三半期の流早産のうち約20%1),あるいは低出産体重児の1.5〜2.6%2)は,頸管無力症が原因になっているとされる。その全妊娠に占める頻度は,500〜2,000例の妊娠に1例とされている3)。しかし,それに対する治療として用いられる頸管縫縮術は,各施設,各医師により種々の頻度で行われており,0〜8%4),0.05〜1.9%5)との報告がみられる。
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