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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻5号

1984年05月発行

文献概要

明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮 Ⅰ.体部頸部

子宮頸部のコラーゲン

著者: 橋本武次1

所属機関: 1順天堂大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.423 - P.431

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 子宮頸部の組織構成は,腟部の外表は重層扁平上皮で,頸管内面は頸管腺からなる粘膜で覆われ,中間層は厚い肉様の塊である。その主成分は結合組織でこれに筋線維が混在している。ここでは結合組織成分のうちで最も特徴的なコラーゲン線維について,その生化学的特性と生物学的意義について解説する。さらに臨床上最も興味深い分娩前の熟化と分娩時の子宮口開大との関連も考察する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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