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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻5号

1984年05月発行

症例

Meigs症候群を呈した卵巣莢膜細胞腫の1例

著者: 菅三知雄1 田村豊一2

所属機関: 1厚生連北秋中央病院産婦人科 2厚生連北秋中央病院内科

ページ範囲:P.461 - P.464

文献概要

 卵巣腫瘍,特に線維腫に胸水および腹水を合併し,その摘出後に胸腹水の速やかな消失をみる場合は,周知のようにMeigs症候群と呼ばれており,種々の腫瘍を含め数多くの報告がなされている。しかしながら,莢膜細胞腫に同症候を呈することはかなり少なく,本邦ではこれまで5例の報告をみるにすぎない1)。今回,特に胸水の著明な貯留をともなった卵巣莢膜細胞腫の1例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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