文献詳細
明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮
Ⅱ.内膜
子宮内膜の生理—月経周期における子宮内膜細胞内代謝酵素活性の変動とその生理的意義
著者: 前山昌男1 宮崎康二1
所属機関: 1熊本大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.485 - P.492
文献概要
本稿では,生体内でリン酸化反応を通じ種々の酵素活性を調節しているprotein kinase,エネルギー源としてのg1ycogen量を制御しているglycogen代謝関連酵素および種々のsteroid sensitive productsがエストロゲソ,プロゲステロンの影響下にいかに変動し,それがどのような生理的意義を持つかという問題について最近の報告や著者らの成績などを紹介する。
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