文献詳細
明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 子宮
Ⅱ.内膜
脱落膜変化をおこした子宮内膜におけるプロラクチンの産生と放出
著者: 武谷雄二1 水野正彦1 坂元正一1
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.535 - P.540
文献概要
脊椎動物は数億年を費やし水棲から陸棲へと進化してきたが,PRLはその間の環境の変化に対応しうるようにその作用部位や作用様式を変え種属の維持をはかってきたのである。すなわちPRLの作用は非常に多岐にわたり,その作用の変化を系統発生的にたどると哺乳類が進化してきた軌跡を垣間見ることが可能であるといっても過言でない。
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