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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻6号

1984年06月発行

原著

Dopamineを産生した子宮内膜銀好性腺癌の細胞像

著者: 井上正樹1 上田外幸1 稲福貞光2 山田隆子3 南川淳之祐3 岩信造4 油谷親夫4

所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科 2箕画市立病院病理科 3箕面市立病院産婦人科 4国立循環器病センター病理部

ページ範囲:P.541 - P.544

文献概要

 Carcinoidは,婦人科領域においては,卵巣19)のみならず子宮頸部1,17,23)においても報告され,種々のpeptidehormoneやamineを産生することが知られているが8,9,13,15,21),子宮内膜における報告はない。しかし,近年,電顕的に神経分泌顆粒を有する銀好性内膜癌が報告された24)。さらに,本腫瘍はAPUD (Amine Pre—cursor Uptake and Decarboxyladon)15)能力を持つことが示され6),APUD系細胞より発生する腫瘍(APUDoma)との関連が注目され,ホルモン産生腫瘍の可能性が示唆されている7)
 我々は最近dopamineを産生する子宮内膜銀好性腺癌を経験し,その細胞像を検討する機会を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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