icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻7号

1984年07月発行

グラフ 胎児奇形の映像診断

四肢短縮を伴う骨格形成異常

著者: 山田基博1 青木嶺夫1

所属機関: 1大阪大学医学部産科婦人科教室

ページ範囲:P.550 - P.552

文献概要

 四肢短縮を伴う骨格形成異常をきたす疾患群には胎児期に発症するものがあり,それらは臨床結果より新生児期に死亡するものとしないものとに分類されている。胎児期に致死性・非致死性を鑑別することは必ずしも容易ではないが,臨床上鑑別診断が期待される場合がある。たとえば,致死性四肢短縮型小人症と呼ばれるもののなかのThanatophoric dysplasia,Homozygous achondro—plasia等は頭蓋のみが一般の胎児よりも大きく発育し,満期分娩時には児頭骨盤不均衡のため,児の予後からみて不用な帝王切開術が施行される頻度が高くなるが故に,早期期診断が必要とされている1)
 その他に致死性のものとしてはAchondrogenesis,Short rib-polydactyly syndrome, Chondrodysplasiapunctata, Campomelic dysplasia, Asphyxiating thoracicdysplasia, Osteogcnesis imperfecta congenita, Hypo—phosphatasia, Diastrophic clysplasia等がある。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら