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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻7号

1984年07月発行

明日への展開--ヒューマンバイオロジーの視点から 乳腺

Topics

乳癌のホルモン療法

著者: 野村雍夫1

所属機関: 1国立病院九州がんセンター

ページ範囲:P.602 - P.603

文献概要

 乳癌のホルモン療法はすでに90年近くの歴史をもち,がんの治療法として最も古いものの一つである。表1に示すように多くの種類のホルモン療法が行われてきたが,方法の如何をとわず,ほぼ30%の有効率を示す。大きく分けると,乳癌の増殖因子である性ステロイド(主としてestrogen)の除去を目的とした卵巣,副腎,下垂体を摘出する外科的ホルモン療法と,種々の機構による拮抗作用をもつホルモンなどの薬剤を投与する内科的ホルモン療法に分けられる。
 本稿では現在乳癌に用いられているホルモン療法を概観し,ホルモン依存性との関連性を考察したい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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