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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻8号

1984年08月発行

グラフ 胎児奇形の映像診断

術前に子宮内外同時妊娠と診断後,水頭症であった1例

著者: 鳥海達雄1 西祐己博2 本田和義1 堤紀夫3 椎津稔4

所属機関: 1国立王子病院産婦人科 2西産婦人科 3国立大蔵病院母性センター 4国立大蔵病院臨床検査科

ページ範囲:P.618 - P.619

文献概要

 子宮内外同時妊娠はまれで,Winer Spotingによると30,000回の妊娠に1例といわれ,本邦の報告例でも未だ40例にみたない。また,特に術前に確定診断がなされた報告は甚だ少なく,その診断は容易ではない。しかし,近年超音波診断法が導入され,非破裂性子宮外妊娠の早期診断が可能となりつつある。我々は超音波検査により,妊娠11週で内外同時妊娠と診断,術後子宮内胎児の成長を定期的に超音波検査で観察していたが結局,水頭症であった症例を経験したのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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