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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科38巻8号

1984年08月発行

文献概要

トピックス

胎児水腎症の原因を発見するためのFurosemide (ラシックス)負荷試験

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.634 - P.634

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 尿管が閉塞されているような場合,もしこれが先天性の異常で胎内にあるとしたら,徐々に進行して出生後に先天性水腎症と診断され,とりかえしのつかない腎障害を来すことになる。これを妊娠中早期に診断するために近年超音波画像診断が応用され,とくに腎の水腎症の程度により診断されて来ている。
 Furosemide (ラシックス)を母親に投与すると,胎盤を早急に通過して胎児の腎に作用し,膀胱を充満させることが明らかにされ,これを応用して胎児の尿産生量を定量化することが試みられて来ている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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