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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻1号

1985年01月発行

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 経口避妊

避妊法とピル

著者: 松山栄吉1

所属機関: 1東京厚生年金病院産婦人科

ページ範囲:P.11 - P.15

文献概要

I.世界における経口避妊薬の使用状況
 1980〜81年における経口避妊薬(いわゆるピル)の服用者は,全世界で5,000万人以上と推定されている。そのうちの半分以上は,製薬会社ないし販売元から薬の供給を受けている.残りは国の政府または民間団体の家族計面プログラムに基づいて供給を受けており,その中に中国の700万人が含まれている。
 先進国における服用者は,1975年には2億8,900万周期分のピークに達したが,1979年に2億5,300万周期分に低下し,その後は同じレベルを続けている。低下のもっとも大きかったのは米国であり,逆にラテンアメリカでは1975年より50%上昇した。米国国際援助機関(USAID)はアジアを中心に,毎年1億周期分のピルを提供している。その他の国際協力機関によって2,000万周期分が供給されている1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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