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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻11号

1985年11月発行

トピックス

妊娠初期の腟内細菌と胎児の性差

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科

ページ範囲:P.858 - P.858

文献概要

 胎児の性差に関しては今日まで多くの因子が考えられて来た。これらの因子のうち,性管内のpHやイオン濃度がX精子やY精子の分離に大きな影響を与えていると考えられる。とくに射精された精子は腟環境の中でこれらの影響を最もうけると思われるが,これは腟の中に各種の細菌などが存在していることからも推察される。
 たとえば,正常時には腟の中に乳酸菌が多く存在し,この菌の代謝過程を通して酸性pH3.5〜4.5が維持され,病原菌の発育が抑制されている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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