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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻11号

1985年11月発行

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 妊娠中毒症

Topics

子癇—最近の傾向

著者: 鈴木正彦1 高橋昌俊1 斎藤高志1 高橋康一1

所属機関: 1杏林大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.892 - P.894

文献概要

 最近妊娠中毒症の定義や病型などに関して日本産科婦人科学会妊娠中毒症委員会は全面的なみなおしを行っており,統一された試案を提出している。その試案では,子癇はひとつの独立した群として位置づけられている。それは,子癇は純粋型でも混合型でもどちらでも起こりうるものであり,妊娠中毒症の軽症,重症には関係なく,さらにひとたび痙攣発作を起こすと母児共に重大な危機に直面し,臨床状態も大きく変化し,患者管理も妊娠中毒症とは異なってくるからである。
 本稿では,子癇の診断・治療についての最近の傾向について述べる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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