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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻12号

1985年12月発行

トピックス

Dickinson徴候—妊娠初期の局所的子宮筋の柔軟性は着床部位と関係

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産婦人科

ページ範囲:P.938 - P.938

文献概要

 19世紀後半から20世紀初頭にかけて,妊娠初期の内診所見により早期に妊娠を診断しうる特徴について多くの報告がなされて来た。
 1892年Robert Latou Dickinson1)は妊娠初期に子宮の形と堅さが不規則的になることを報告し,1893年にはより多くの症例により,子宮の壁がふくらんだようになり,さらに子宮の全壁に縦や横のしわが出来,子宮に硬い部分と柔らかい部分が生ずるようになるが,これらの所見が妊娠8週以前に起こることを報告した。これは胎盤が形成される部位が柔らかくなることにより生ずるものと考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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