icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻3号

1985年03月発行

文献概要

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 更年期障害

性機能の老化と更年期障害

著者: 永田行博1 朝沼奈都子1 山田栄一郎1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.159 - P.165

文献購入ページに移動
 更年期障害は性機能の低下,衰退に伴って惹起される症候群であり,性機能の老化と密接な関係がある。
 更年期に関する明確な定義はないが,閉経前後の数年間をさし,生殖期(成熟期)より生殖不能期(老年期)への移行期(International Congress on the Menopause,1976年)であり,年齢的には卵巣機能の衰退時に自覚する自律神経失調様の不定愁訴の初発およびその頻度の消長から,40歳から56歳,とくに42歳から55歳頃と考えてよいであろう13)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?