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ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 Fetal Surveillance--その臨床的対応
先天異常胎児—その診断と管理
著者: 佐藤孝道1 香山文美1
所属機関: 1東京大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.217 - P.227
文献購入ページに移動しかし,中にはたまたま診断が当たったという症例も含まれているかもしれない。また,同じ診断法を用いても妊娠週数がすこし早ければ診断不可能なのかもしれない。「診断が当たっていた」ではなく「確実に当てることができる」という診断学本来のprospectiveな立場から胎児診断を論ずるには,未だ相当な慎重さを必要とする。本論文ではそういう視点に立って個々の先天異常について胎児診断の可能性と限界を検討し,あわせて可能な限り管理,治療という側面からも論じた。
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