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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻5号

1985年05月発行

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 子宮頸癌

高齢者子宮頸癌に対する治療法—その問題点と実際

著者: 手島研作1 崛井高久1 野田起一郎1

所属機関: 1近畿大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.303 - P.307

文献概要

 増え続ける癌死のなかで,子宮頸癌はその死亡数においても,死亡率においても的確に低下傾向を示す数少ない癌の一つであるが,年齢別にその推移を見てみると,その低下傾向は若年者に著しく,高齢者では著明でなく80歳台ではむしろ上昇している。
 一般に頸癌死亡率の低下の要因と考え得るものに,罹患率の低下,集検などによる早期発見例の増加,治療面の進歩をあげることができるが,現況では,高齢者は頸癌検診の受診率が若年者に比して極端に低いこと等により前2者の恩恵を充分受けるに至っていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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