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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻6号

1985年06月発行

特集 図でみる病態産婦人科学--適正治療のために

生殖・内分泌

高プロラクチン血症

著者: 青野敏博1

所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科学教室

ページ範囲:P.393 - P.397

文献概要

I.疾患の概念
 1.高プロラクチン血症とは
 血中プロラクチン値が高値を示す場合を高プロラクチン血症(hyperprolactinemia)とよんでいる。血中プロラクチンの成人男女における平均値(±SE)はそれぞれ9.9±0.9ng/mlおよび6.5±0.7ng/mlであり,5〜30ng/mlの範囲に分布しているので,30ng/mlを超えるものを高プロラクチン血症と診断している。
 高プロラクチン血症は臨床症状として,乳汁漏出症をもたらすほか,排卵障害を惹起するので,無月経や不妊を招来する点が問題となるわけである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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