文献詳細
特集 図でみる病態産婦人科学--適正治療のために
生殖・内分泌
文献概要
I.疾患の概念
1.高プロラクチン血症とは
血中プロラクチン値が高値を示す場合を高プロラクチン血症(hyperprolactinemia)とよんでいる。血中プロラクチンの成人男女における平均値(±SE)はそれぞれ9.9±0.9ng/mlおよび6.5±0.7ng/mlであり,5〜30ng/mlの範囲に分布しているので,30ng/mlを超えるものを高プロラクチン血症と診断している。
高プロラクチン血症は臨床症状として,乳汁漏出症をもたらすほか,排卵障害を惹起するので,無月経や不妊を招来する点が問題となるわけである。
1.高プロラクチン血症とは
血中プロラクチン値が高値を示す場合を高プロラクチン血症(hyperprolactinemia)とよんでいる。血中プロラクチンの成人男女における平均値(±SE)はそれぞれ9.9±0.9ng/mlおよび6.5±0.7ng/mlであり,5〜30ng/mlの範囲に分布しているので,30ng/mlを超えるものを高プロラクチン血症と診断している。
高プロラクチン血症は臨床症状として,乳汁漏出症をもたらすほか,排卵障害を惹起するので,無月経や不妊を招来する点が問題となるわけである。
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