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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻6号

1985年06月発行

特集 図でみる病態産婦人科学--適正治療のために

生殖・内分泌

更年期障害

著者: 広井正彦1

所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.405 - P.409

文献概要

I.疾患の概念
 1.更年期とは
 更年期とは「生殖期から生殖不能期への移行期」と定義されているが,具体的に何歳から何歳までをさすかは必ずしも明確にされていない。これは卵巣機能が人種や環境などにも影響され,生殖能力に個人差が大きいからに他ならない。
 外国では40〜60歳,45〜55歳を更年期と定義するものもあるが,森は40〜56歳ごろを更年期としている。この年齢の時期についても,思春期の早発化傾向と関連して,閉経期の遅発化が指摘されており1),それぞれの時点での更年期の年齢わくを考えていかなければならない(図1)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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