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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻7号

1985年07月発行

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 子宮筋腫

子宮筋腫の症候と診断

著者: 鈴木正彦1 山田栄子1

所属機関: 1杏林大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.563 - P.568

文献概要

 子宮筋腫は婦人科領域においてもっとも頻度の多い腫瘍で,日常臨床で遭遇することが極めて多い疾患である。したがってその診断の重要性は昔も今も変わることがないわけであるが,妊娠反応が手軽に行われるようになった現在,妊娠との鑑別は比較的容易に行われるようになった。しかし最近画像診断,腫瘍マーカーなどの進歩により,その診断の正確さを厳しく要求されるようになったことも事実である。すなわち子宮筋腫と子宮腺筋症,有茎性子宮筋腫と充実性卵巣腫瘍,あるいは変性子宮筋腫と卵巣悪性腫瘍などは治療法,予後など大きく異なるため,その診断は極めて大切である。
 以下,子宮筋腫の症候,診断について最近の進歩を中心に述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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