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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科39巻7号

1985年07月発行

ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 子宮筋腫

子宮筋腫の手術療法

著者: 関場香1

所属機関: 1岡山大学医学部産科婦人科学教室

ページ範囲:P.575 - P.580

文献概要

 子宮筋腫の手術療法は機能温存,すなわち妊孕力の温存を考慮した筋腫核出術と筋腫を含めて子宮を摘出する単純子宮全摘術があり,それは更に腹式と腟式の2つのルートに分けられる。
 以前は盛んに行われた子宮腟上部切断術は頸癌発生母地である子宮頸部を残すことによるデメリットの多いことから,最近では特殊な症例を除いて殆ど行われていない。子宮筋腫の手術療法ということになると,上述した術式すべてについて触れなければならないが,今日,子宮筋腫の手術として最も頻度の高いものは腹式単純子宮全摘術であるといえる。そこで今回はこの術式に限って,術式に対する私の考え方と日頃私が注意している点について述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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