文献詳細
ヒューマンバイオロジー--臨床への展開 無排卵症
排卵障害の鑑別診断と治療方針
著者: 青野敏博1 清水郁也1 池上博雅1 大塚志郎1 門脇浩三1 陳祝芳1
所属機関: 1大阪大学医学部産婦人科教室
ページ範囲:P.711 - P.715
文献概要
視床下部,下垂体,卵巣および他分泌腺などに異常が起こると容易に排卵が障害され,月経異常や不妊が招来される。したがって,排卵障害の治療に当たってはまず原因疾患を鑑別診断することが大切で,その目的に各種の試みがなされている。本稿ではわれわれが日常行っている無排卵症の系統的な鑑別診断法1)を中心に,各種原因別の治療方針についても解説したい。
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