icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科4巻1号

1950年01月発行

原著

體内滯留遷延法としてのペニシリンの膝關節腔内注射に就て

著者: 金子瑛1

所属機関: 1慶應義塾大學産婦人科

ページ範囲:P.11 - P.12

文献概要

緒言
 Penicillin (以下Pc.と略す)治療上の欠點とも言うべき其體外排出を出來る限り緩徐ならしめその有効濃度を出來る限り長時間體内に保留せしめようとする方法が種々あるが之の目的に向つてW.R.Bagleyは1945年にPc.の高單位を一度に膝關節腔に注射した症例を報告している.Bagleyは100名の患者に本法を實施し1名の故障者も無く而も同一膝關節に19回にも亘り注射したが何等障碍を起さなかつた.又Walfer E.Hatehは90例に就き,橋本氏は20例,家氏は2例に就き報告何等の異常も認めなかつた.餘は慶應義塾大學産婦人科手術患者13例に就き之を實施したので茲に報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら