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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科4巻11号

1950年11月発行

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海外文献

ページ範囲:P.461 - P.462

文献概要

術後處置に關する子宮頸部,腟の治癒に就て
 William Bickersは手術(電氣切除法,電氣凝固法,及腟會陰成形術)後の子宮頭部,腟の治癒に就て,鹽化セチルピリヂニウム("Ceepryn")腟坐藥の効果をAm.J.of Obst. & Gyn.59:1045(1950)に報じている。
 鹽化セチルピリヂニウム(C5H3N (C16H33) Cl)は電氣的陽性の強力な殺菌劑で,組織に對しては局所の粘膜面に用いる治療的濃度では比較的無害であり,その腟坐藥はゼラチン基劑の中に1:1000濃度に之を含有し,患者自身により容易に腟穹薩に挿入され得るもので(毎日2個使用)體温で直ちに溶けると,表面張力が低い爲に内部に迄擴散し,長く作用する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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