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症例研究
癌のシューハルド氏切開瘢痕部への移植輸移の1例
著者: 佐藤彰一1 荒井信造1
所属機関: 1慶應義塾大學産婦人科教室
ページ範囲:P.64 - P.67
文献購入ページに移動緒言
癌腫の蔓延は原發竈に連續的に擴大蔓延する事が多いが,又非連續的に遠隔部位へ所謂轉移として現る.その轉移は更にリンパ道,血管道,接觸移植の4轉移法が考へられる.其の中リンパ道性が最多で接觸及び移植轉移は非常に稀の事とせらる.我々は子宮癌根治手術後の斷端再發の剔出手術の時,加えられたシューハルド氏側切開の瘢痕部への移植轉移と思われるものを經驗したので此に報告する.
癌腫の蔓延は原發竈に連續的に擴大蔓延する事が多いが,又非連續的に遠隔部位へ所謂轉移として現る.その轉移は更にリンパ道,血管道,接觸移植の4轉移法が考へられる.其の中リンパ道性が最多で接觸及び移植轉移は非常に稀の事とせらる.我々は子宮癌根治手術後の斷端再發の剔出手術の時,加えられたシューハルド氏側切開の瘢痕部への移植轉移と思われるものを經驗したので此に報告する.
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