文献詳細
座談會
分娩誘發法について—長谷川教授・安井博士を中心にして
著者: 秦淸三郞1 佐々木計2 長谷川敏雄2 木下正一3 安井修平4 安藤畫一5 眞柄正直6 樋口一成7 中島積5 外川淸彦8 澤崎千秋2 藤井吉助9 柚木祥三郞10 山田康
所属機関: 1東京醫大 2東大 3木下病院 4遞信病院産婦人科 5慶大 6日本醫大 7慈惠醫大 8東大婦人科 9昭和醫大 10東京女子醫大
ページ範囲:P.209 - P.216
文献概要
長谷川 まず,分娩誘發法の定義ですが,これは陣痛が自然に起つて來る前に人工的にこれを起させて分娩させると云うことで,謂はば人工妊娠中絶法と同意語であるわけですが,それはあくまで徐々に陣痛を起させる方法を云うのであつて,一擧に胎兒を出してしまう妊娠早期に於ける子宮内容除去術,或は後半期乃至末期に於ける膣式乃至腹式帝王切開術等は共の範圍外であることは云うまでもありません.
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