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原著
所謂生活力薄弱兒の體重消長と哺乳量に就て(その1)
著者: 小澤五一郞1
所属機関: 1慶應義塾大學醫學部産婦人科教室
ページ範囲:P.267 - P.275
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余の所謂生活力薄弱兒とは統計學的觀察の便宜上初體重2500g以下の新生兒を云うなり.さて新生兒に關する統計學的研究の大多數は兒體重を中心として行われ,是が逐日的觀察は臨牀上新生兒發育判定の簡單且つ最も鋭敏なる指針となり新生兒哺乳量の研究と相俟つてその報告も尠からざるなり.
一方新生兒哺乳量の研究は新生兒榮養法解決の第一歩にしてその計測は1850年頃より Bartsch,Camererその他により試みられ,以來泰西に於ては産科醫小兒科醫により數多その結果が發表せられ,又本邦に於ても大正年代より内藤,藤井,日野,伊豫田,里井,佐々木,有田,廣瀨,志賀,柚木,今津,山田,尾島,伊藤,森重,深松,福田,衛藤,野瀬等諸氏の業績は極めて多し.
余の所謂生活力薄弱兒とは統計學的觀察の便宜上初體重2500g以下の新生兒を云うなり.さて新生兒に關する統計學的研究の大多數は兒體重を中心として行われ,是が逐日的觀察は臨牀上新生兒發育判定の簡單且つ最も鋭敏なる指針となり新生兒哺乳量の研究と相俟つてその報告も尠からざるなり.
一方新生兒哺乳量の研究は新生兒榮養法解決の第一歩にしてその計測は1850年頃より Bartsch,Camererその他により試みられ,以來泰西に於ては産科醫小兒科醫により數多その結果が發表せられ,又本邦に於ても大正年代より内藤,藤井,日野,伊豫田,里井,佐々木,有田,廣瀨,志賀,柚木,今津,山田,尾島,伊藤,森重,深松,福田,衛藤,野瀬等諸氏の業績は極めて多し.
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