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文献概要
原著
ヒステロスコープと子宮内腔所見
著者: 井澤淸七1
所属機関: 1松江赤十字病院産婦人科
ページ範囲:P.314 - P.318
文献購入ページに移動緒言
直接子宮内腔を觀察しようとする企ては新しいものではない.私逹はこれまで死んだ子宮についての觀察を基とした生理及び病理を主に教えられてきた.生體で觀察したいという希望は誰しも抱いている所である.私は3年前から,學界並びに臨床から忘れられていたヒステロスコープをとりだして,謎の多い子宮内腔をながめながら先人の努力のあとをしのんでいる.例數を重ねるに從いヒステロスコープの應用價値を高く評價すると同時にヒステロスコープは萬能ではなく,使い方によりその機能を發揮するものであることを痛感し,ヒステロスコープの歴史並びに先人の業績と及び私の研究成績の概略を發表することにした.
直接子宮内腔を觀察しようとする企ては新しいものではない.私逹はこれまで死んだ子宮についての觀察を基とした生理及び病理を主に教えられてきた.生體で觀察したいという希望は誰しも抱いている所である.私は3年前から,學界並びに臨床から忘れられていたヒステロスコープをとりだして,謎の多い子宮内腔をながめながら先人の努力のあとをしのんでいる.例數を重ねるに從いヒステロスコープの應用價値を高く評價すると同時にヒステロスコープは萬能ではなく,使い方によりその機能を發揮するものであることを痛感し,ヒステロスコープの歴史並びに先人の業績と及び私の研究成績の概略を發表することにした.
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