icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科4巻8号

1950年08月発行

文献概要

原著

ヒステロスコープと子宮内腔所見

著者: 井澤淸七1

所属機関: 1松江赤十字病院産婦人科

ページ範囲:P.314 - P.318

文献購入ページに移動
緒言
 直接子宮内腔を觀察しようとする企ては新しいものではない.私逹はこれまで死んだ子宮についての觀察を基とした生理及び病理を主に教えられてきた.生體で觀察したいという希望は誰しも抱いている所である.私は3年前から,學界並びに臨床から忘れられていたヒステロスコープをとりだして,謎の多い子宮内腔をながめながら先人の努力のあとをしのんでいる.例數を重ねるに從いヒステロスコープの應用價値を高く評價すると同時にヒステロスコープは萬能ではなく,使い方によりその機能を發揮するものであることを痛感し,ヒステロスコープの歴史並びに先人の業績と及び私の研究成績の概略を發表することにした.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?