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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科4巻8号

1950年08月発行

速報・豫報

炭酸銀法による腟脂膏檢査に就て

著者: 橋本長久1

所属機関: 1長崎醫科大學産科婦人科教室

ページ範囲:P.334 - P.334

文献概要

 私の實施している腟脂膏の採取法及び染色法に就て述べて見ると,腟内を洗滌することなく腟鏡で子宮腟部及び後腟圓蓋を露出し駒込ピペツトで頸管分泌物及び後腟圓蓋にある分泌物を吸引し又場合によつては綿球又綿棒で充分局所を拭つたものを載物硝子上に塗抹する.子宮膣部に肉眼的變化のないものは頸管内分泌物を吸引すること及び子宮膣部を綿球で強く拭うことが必要である.
 固定は自然乾燥後早期に10%ホルマリンで30分位で直ちに充分水洗し自然乾燥を24時間前後行う.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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