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両側卵巣摘除後や卵巣形成不全症の妊娠
著者: 広井正彦1
所属機関: 1山形大学医学部産科婦人科
ページ範囲:P.740 - P.740
文献購入ページに移動 もし,生殖可能の年齢の女性であっても,卵巣の働きが充分でなかったり機能しないと,この婦人は永久に不妊であるといってさしつかえない。かりに,婦人が外科的に両側卵巣を摘出されたり,卵巣形成不全の場合には,卵巣の働きがないために無月経となり,将来子供をもつことは不可能といえる。
しかし,Lutjenら1)(1984)はこのような卵巣の機能の殆んどみられない女性に,外部よりホルモンを投与して人工的な性周期を作成し,さらに体外受精した胚を子宮内に移殖して妊娠することに成功した。
しかし,Lutjenら1)(1984)はこのような卵巣の機能の殆んどみられない女性に,外部よりホルモンを投与して人工的な性周期を作成し,さらに体外受精した胚を子宮内に移殖して妊娠することに成功した。
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