文献詳細
先進医療—日常診療へのアドバイス 特集
子宮収縮—抑制と促進
子宮収縮異常の臨床と胎盤循環への影響
著者: 日高敦夫1 駒谷美津男1 池田春樹1 北中孝司1 岡田和女1
所属機関: 1大阪市立大学医学部産科婦人科学教室
ページ範囲:P.747 - P.751
文献概要
そして,このS字型正常パターンを逸脱するものは,prolonged latent phase, protracted active phase dilation,そしてsecondary arrest of dilationなどの異常分娩(dystocia)と診断され,同時に適確な原因の究明と対応が迫られる。その診断基準の拠り所の1つとして,子宮収縮状態の把握,即ち収縮のintensity, duration, frequ—cncy, tonusなどを検索することが必要となる。さらに,先進部や産道の大きさと,それぞれの性状を知ることも,診断上意義深いものである。
掲載誌情報