icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻11号

1986年11月発行

文献概要

図解 救急基本手技

酸・塩基平衡

著者: 稲生由紀子1 武田佳彦1

所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科

ページ範囲:P.841 - P.845

文献購入ページに移動
I.酸・塩基平衡とは
 正常人の動脈血pHは酸と塩基の濃度により調節されている。生体の代謝機能は酵素活性を規制する細胞環境で調節されるが,その最大の要因は水素イオン濃度(pH)である。そのため至適pH 7.34〜7.46(図1)(塩基/酸:20/1)に保つ機構(緩衝作用と代謝作用)が存在している。これらが正常に作動し酸・塩基のバランスのとれた状態を酸・塩基平衡という。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?