文献詳細
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図解 救急基本手技
酸・塩基平衡
著者: 稲生由紀子1 武田佳彦1
所属機関: 1東京女子医科大学産婦人科
ページ範囲:P.841 - P.845
文献購入ページに移動I.酸・塩基平衡とは
正常人の動脈血pHは酸と塩基の濃度により調節されている。生体の代謝機能は酵素活性を規制する細胞環境で調節されるが,その最大の要因は水素イオン濃度(pH)である。そのため至適pH 7.34〜7.46(図1)(塩基/酸:20/1)に保つ機構(緩衝作用と代謝作用)が存在している。これらが正常に作動し酸・塩基のバランスのとれた状態を酸・塩基平衡という。
正常人の動脈血pHは酸と塩基の濃度により調節されている。生体の代謝機能は酵素活性を規制する細胞環境で調節されるが,その最大の要因は水素イオン濃度(pH)である。そのため至適pH 7.34〜7.46(図1)(塩基/酸:20/1)に保つ機構(緩衝作用と代謝作用)が存在している。これらが正常に作動し酸・塩基のバランスのとれた状態を酸・塩基平衡という。
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