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文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻12号

1986年12月発行

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集

不妊と不育への対応 Current concept

不妊と不育に関する最近の問題点—Unexplained infertilityを中心として

著者: 仲野良介1

所属機関: 1和歌山県立医科大学産科婦人科教室

ページ範囲:P.875 - P.885

文献概要


 不妊と不育に関する研究はここ数年の間に長足の進歩を遂げた。多くのカップルに挙児の希望が叶えられ,福音がもたらされたことは事実であるが,それでも今日なお,ルーチンの不妊検査法では異常が発見されないにもかかわらず,どうしても妊娠が成立しないケースが相当数存在することも事実である。このような状態をun—explained infertilityと称し,現今,世界での最も大きな課題となっている。以下,unexplained infertilityを中心に不妊,不育に関するいくつかの問題点をとり上げ,最近の動向について略述することにする。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

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