icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床婦人科産科40巻12号

1986年12月発行

先進医療—日常診療へのアドバイス 特集

不妊と不育への対応

子宮内膜症と不妊症合併例への対応

著者: 永田行博1

所属機関: 1鹿児島大学医学部産婦人科教室

ページ範囲:P.899 - P.901

文献概要

 子宮内膜症は卵巣にもっともよく発生しチョコレート嚢胞を作る。さらに骨盤内のダグラス窩を中心とした部位にもよく発生する。これらが互いに癒着し,ついにはfrozen pelvisになることは進行した子宮内膜症では一般的なことであり,これが挙児を希望する婦人に発生すれば当然不妊の原因になる。
 また,不妊を訴えてその原因の検索中に軽症の子宮内膜症が発見された場合には,その取り扱いをどうするかも重要である。なぜなら,軽症の子宮内膜症が不妊症にどの程度関与しているかは必ずしも明らかでなく,意見の一致を見ていないからである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1294

印刷版ISSN:0386-9865

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら